国家公務員を辞めた男の末路！ブログ月収0円の無職？【元国税専門官の現在】

国税専門官を約3年間務めた後、フリーランスになった男（ベレット）の末路を紹介します。

大学1年生から公務員試験予備校に通う

大学1年生の冬から公務員試験の予備校に通いました。法学部だったから公務員と弁護士で迷いました。

大学の説明会で国税専門官という仕事を知り、「税金を払わない悪い奴を差押え？正義のヒーローやん」と思い、仕事内容に魅力を感じました。

予備校のカリキュラムを見ると、弁護士の勉強量は国税専門官の5倍くらいありました。

国税専門官の仕事の方が魅力に感じたという理由以外に、「大学生活は女の子と遊びたい」と思っていたので、弁護士になることは辞めました。

和光税務大学校に入学【3ヶ月の研修】

埼玉の和光税務大学校に入学し、寮での研修生活が始まりました。「大学校」とありますが、研修所です。

和光税務大学校では勉強はそこそこに和光市周辺や池袋等で遊びまくっていました。同期のみんなとラーメン屋に行ったり、飲みに行ったり、ダーツ、ボーリング等を楽しみました。

 

和光税務大学校の雰囲気は大学の延長でした。

しかも、9時5時終わりで25万円の給料を貰っていたので言うことなしでした。正直仕事という感覚はありませんでした。

和光税務大学校には1,000人以上の同期がおり、合コンや飲み会が頻繁に行われていました。

都内の税務署の管理運営部門に配属される

研修が終わり、同期はそれぞれの税務署に配属され散り散りバラバラに。都内の税務署の管理運営部門に配属されました。

国税専門官の1年目の仕事は「納税相談」「確定申告書・その他税務関係書類の受理や審査」です。

毎日、いろんな職種の会社や個人事業主の確定申告書を見ました。いろんな職種の確定申告書を見るのは純粋に楽しかったし、勉強になりました。

1年目の仕事で一番強く感じたのは「固定費のない利益率の高いビジネスは稼げる」ということです。マッチングアプリで、合コンを開催し先輩や同期、知り合いを集めたりしていました。

徴収部門に配属される

2年目、3年目は徴収部門に配属されました。

2年目で決まる部門は次のいずれかです。

ここで決まる部門は今後の国税人生の仕事内容が決まるので超重要です。

私は希望通り、「徴収部門」に行けました。

徴収部門では、その名の通り「税金を滞納している人の金・動産・不動産の差押え」を行います。飲食業、不動産、士業、水商売等色々な仕事を知ることが楽しかったです。

ただ、人間関係はしんどかったです。

公務員は人間関係が独特！辞めたい人が続出する理由まとめ【最悪、うつ病になる人も】

目視で見ていただけなので、間違っているかもしれませんが、いろんな職種がある中で一番利益率が高いのはFX、その次にIT系の仕事でした。ただ、FXは9割位の人が負けていました。

昔聞いたホリエモンの「原価が低く、在庫が持たない、小資本で始められる」ビジネスは稼げるという話は「なるほどな」と納得しました。

アフィリエイトをするために国税専門官を退職

半年アフィリエイトをやった後、稼げそうだったので、国税専門官を退職しました。当時、数万円稼げるレベルに達していました。

申し訳ないですが、自分勝手に彼女と別れてもらいました。実家に戻りずっと、アフィリエイト作業をしまくりました。

公務員時代に嫌だったことを思い出しながら作業に没頭しました。この時はメンタル的にもまあまあヤバく、鏡に向かって「絶対稼げる絶対稼げる」と呟きながら鼓舞したりしていました。

退職後、こんな生活をずっと続けて毎日12時間以上作業しました。その結果、3か月後に10万円を稼ぐことに成功！

Googleアップデートで収益が100円になる

数日後、Googleアップデートでサイトが見事爆死。秒速で1億円稼ぐことはおろか、1ヶ月で100円稼ぐ男に成り下がり、国税専門官を辞めたことを本気で後悔しました。

国税時代に滞納者のおじさんと分納相談をしていると、急「若造の癖に偉そうにしやがって。経営しながら税金払う難しさを知らんだろう？」とガチギレされたのを思い出しました。

上司からは「税金は利益の内から出ているから絶対払えるモンだ！税金を払えないのは稼げた時に節約しなかった滞納者が悪い。だから、バンバン取り立てろ」と言われていました。

以前の私はそれが正しいと思っていましたが、今ではビジネスには波があることを身をもって学びました。「稼いでいるから税金払える」と言う単純なモノではないのだと少しは理解しました。

私はアフィリエイトをしていただけなので、借金はないですが、もし自分が借金して人を雇っていたら精神は錯乱していたと思います。

10万円稼ぐまでに半年間12時間以上作業

3ヶ月ですんなり、10万円稼げましたが、アップデートを食らってから次に10万円稼ぐまでには6ヶ月もかかりました。毎日最低でも12時間以上、長い時には18時間以上勉強しました。

アフィリエイトにコミットし、眼精疲労に苦しみながらも、なんとか10万円稼ぐことができました。

現在はアフィリエイトで国税の月収以上の収入

とりあえず、頑張りまくってアフィリエイトでなんとか飯が食えるレベルにはなりました。しかし、今後もアフィリエイトで稼いでいけるのかには疑問があります。

当時、国税専門官の時以上に稼げるようにはなりました。また、アフィリエイト以外にも複数のネットビジネスを実践し、キャッシュポイントも増えました。

将来自分1人が生きていく分にはフリーランスでも何とかなりそうだなという自信はつきました。

フリーランスは自由だが稼げないとマネープレッシャーがついて回る

フリーランスは何時に起きようが、いつどこに行こうかはすべて自由です。しかし、私は公務員だった時と精神的な自由さはあんまり変わらないかなと思います。

フリーランスになった時と稼げるようになった時は、「やっと自由になれた。」と感じました。海外に1か月旅行したりもしました。

しかし、海外旅行中楽しい」一方で常に心の中で「アフィリエイトで食えなくなったらどうしよう」とドキドキしていました。

それでも今公務員に戻りたいかと言われると「戻りたくない」です。

しかし、もう一度公務員からフリーランスになるかと言われると「わからない」です。なので今はIT企業への就職を予定しています。

【追記】IT企業に転職しました

2020年2月にIT企業から内定を頂き、現在働いています。2020年3月の感染症が大々的に蔓延し、転職市場が厳しくなる前に転職することができ、本当に良かったです。感謝感謝です。

以下は、私が実際に転職において使用した優良転職サイトです。

	リクルートエージェント	リクルートは転職業界最大手。全業種で求人数が豊富。
	マイナビエージェント	20代に信頼されている転職エージェントNo.1。中小企業やIT系の求人が豊富。
	doda（デューダ）	dodaはWEBマーケティング・エンジニア・プログラマーなどのIT系に強い転職サイト。IT系企業に興味がある人は必ずチェック！

【体験談】退職してブログ・アフィリエイトだけで生きるのは無謀

「仕事が辛い」、「自由になりたい」だから仕事を辞めて、ブログ、アフィリエイト、ライター、クラウドソーシング、プログラマーで生活したい人は多いと思います。

ただ、会社員とはまた違う意味で精神的にしんどいです。「どこにも居場所がない寂しさ」や「安定収入が途絶えることによるマネープレッシャー」に襲われます。

私が公務員、フリーランスを経験して思うのは「退職せず、仕事を続けながら副業」した方がいいです。

副業は残念ながら中々稼げません。
しかし、それでも副業はおすすめです。
①シンプルに収入が増える。
②本業で嫌なことがあってもメンタルが折れない。
③仕事を退職した時に嫌な仕事をしなくて済む。

最悪副業からの収入があるからなんとかなる、と思えるのは強いと思います。

— 元公務員ベレット (@GreenBeret24) May 7, 2021

【追記】

現在民間企業に転職することになりましたが、やはり副業が一番安定していると感じます。

そう簡単にブログでお金は稼げませんし、多くの人が稼げるようになっても最初は数千円です。稼いだところで会社に副業はバレません。

もし退職するのであれば、最低でも「本業よりも数倍の収入があり、自分が一生食べて行ける金額を稼げる見込みがある」のであれば辞めてもいいかもしれません。また、辞める前から節約術については学んでおいた方がいいと思います。

大きく稼げていても、支出が多いと稼げていないのと同じです。

公務員の節約術まとめ！貯金年100万円は余裕

それぐらい安全な状態で辞めないと人生が大きく狂う可能性があるので、辞めることをオススメします。