
元国税専門官のベレットです。
内定おめでとうございます!
「内定式、行きたくないな…」「ぼっちになったらどうしよう」と不安になっていませんか?
元職員の視点から、当日のリアルな空気感と、「欠席しても本当に大丈夫なのか」を暴露します。
結論:公務員の内定式は「行かなくてもOK」だが…
いきなり結論ですが、公務員の内定式(または内定者懇談会)は、欠席しても内定取り消しにはなりません。法的にそんなことは不可能です。
しかし、元職員としてのアドバイスは「死ぬ気で行け」です。理由は一つだけ。
同期の「LINEグループ」に入るチャンスは、この日しかないからです。
入庁後の研修や配属情報の交換において、同期のネットワークに入れているかどうかは「情報戦」で生き残るための生命線になります。ぼっちでも大丈夫です。席は決まっていますし、隣の人と「どこから来たんですか?」と話す時間は必ずあります。
【国税専門官】採用内定者懇談会のリアルな流れ
特に国税専門官の場合、10月1日の「内定式」ではなく、10月上旬〜中旬に行われる「採用内定者懇談会」がメインイベントになります。
飲み会は強制参加?断れる?
懇談会の後には、高確率で「飲み会(懇親会)」が開催されます。
「国税は飲み会が激しい」という噂がありますが、現在はかなりマイルドです。コンプライアンスが厳しくなったため、無理やり飲ませるような文化は消えつつあります。
実際、私は一次会だけ参加してサクッと帰りましたが、出世や配属には1ミリも影響しませんでした。
「お酒が苦手」「遠方から来ている」といえば、誰も止めません。安心してください。
内定式で「浮かない」ための服装・髪型チェックリスト
「私服可」と書かれていても、公務員の世界では「スーツ」が正解です。
- 服装:黒か紺のリクルートスーツ(9割がこれ)
- カバン:就活用の手提げが無難(リュックもOKだが少なめ)
- 髪色(男):黒一択(茶髪は浮きます)
- 髪色(女):ダークブラウンなら許容範囲
おしゃれをする場ではありません。「没個性」でやり過ごすのが、公務員として賢い立ち回りです。
内定式から入庁までの「黄金の半年間」どう過ごす?
内定式が終わると、4月の入庁まで約半年間の「空白期間」が生まれます。
ここで「遊び呆ける」か「準備するか」で、入庁後の評価が決まります。
1. 簿記の勉強(特に国税志望者は必須)
国税専門官になる人は、入庁後の研修で「簿記2級レベル」が必須スキルとして求められます。
簿記の知識ゼロで入庁すると、研修所の授業についていけず、毎日補習を受ける「地獄」を見ることになります。
予備校に通う必要はありませんが、市販のテキストを買って、簿記3級程度は独学で理解しておくことを強くおすすめします。
2. 今のうちに「エンタメ」を摂取し尽くせ
社会人になると、まとまった時間は二度と取れません。
「見たい映画」「やりたいゲーム」「読みたかった漫画」があるなら、学生である今のうちに全て消化しておきましょう。
特にAmazon Prime Student(学生限定プラン)は、社会人になると登録できなくなります。
月額数百円で映画見放題・本読み放題なので、入庁までの暇つぶしには最強のツールです。
内定式に関するよくある質問(FAQ)
Q. 遠方ですが交通費は出ますか?
A. 基本的には出ません(自己負担)。地方公務員や国家公務員の一部では稀に出ることもありますが、期待しない方が良いでしょう。
Q. 欠席する場合の連絡はどうすれば?
A. 電話で誠実に伝えればOKです。「大学の授業」「体調不良」など正当な理由があれば、評価が下がることはありません。
Q. 友達ができるか不安です(コミュ障)
A. 大丈夫です。公務員志望者は基本的に「真面目で穏やか」な人が多いので、ウェイ系のようなノリはありません。隣の席の人に「配属どこ希望ですか?」と聞くだけで会話は成立します。
まとめ:内定式は「連絡先交換会」と割り切ろう
内定式は、これから40年働くかもしれない同期との「顔合わせ」です。
気負わずに参加し、LINEグループに入ることだけを目標にしてください。
そして家に帰ったら、残りの学生生活をAmazon Primeなどで謳歌しつつ、少しだけ簿記の本を開いてみてください。それだけで、4月からのスタートダッシュは完璧です。
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