国税専門官の試験科目別の対策と勉強【新卒で一発合格した方法】

公務員

私は大学4年生の時に国税専門官の「大卒程度試験」を受験し、東京国税局に採用されて、約3年間国税専門官として都内の税務署で勤務しました。

その時の勉強法について紹介したいと思います。

国税専門官試験の日程

  • 受付期間:令和2年(2020年)3月27日(金)9時~4月8日(水)が受付期間。
  • 第1次試験:令和2年6月7日(日)
  • 第1次試験合格者発表日:6月30日(火)
  • 第2次試験:7月8日(水)~7月17日(金)のうち第1次試験合格通知書で指定する日時(日時の変更は原則不可)
  • 最終合格者発表日:8月18日(火) 9:00

申込みはインターネットで行います。

国税専門官の大卒程度試験の試験内容

国税専門官の試験は役所の試験と比べて2次試験(面接)よりも1次試験(筆記試験)が重視されています。

1次試験

1次試験は基礎能力試験と専門択一試験合わせて、7/9の配点を占めています。

基礎能力試験

  • 配点:2/9
  • 問題数:40問
  • 試験時間:140問

基礎能力試験は「教養試験」と「専門試験」に分かれています。

教養試験は一言で言うと、SPIに似た試験です。

20以上ある科目の中でも数的処理が最も配点が高く重要です。

専門択一(多肢選択式)

  • 配点:3/9
  • 問題数:40問
  • 試験時間:140問

基礎能力試験よりも専門試験の方が配点が高いです。

国税専門官の試験では、傾斜配点のため、専門試験の1問正解した場合の得点は基礎能力試験の1.5倍です。

いろんな公務員試験の勉強本で書かれていますが、教養3割・専門7割で勉強しましょう。

専門択一試験は「憲法・行政法」「民法」「商法」「会計学」が計16問が必須解答。

残り9科目から4科目を選択して解答します。

専門試験(記述式)

2/9の配点。

専門記述の問題は憲法・民法・経済学・会計学・社会学の5題あり、その中から1題を選んで解答します。専門記述の点数は一次ではなく、二次試験で反映されます。

 

記述試験は自己採点しずらかったり、自分で論述しないければならず面倒な科目なので、多くの受験生が苦手意識があるのではないかと思います。

多くのテキストやネットにも「記述は難しい」と言われています。

しかし、そこまで気負う必要はないと思います。

というのも、国税専門官の試験は記述試験の各分野の要点さえ書けばOK。

少しくらい変な日本語でもあっても文脈がおかしくても点数をくれます。

 

また、私の場合は当初憲法で論述しようとしていたのですが、自分が勉強していない分野が出てしまったため、社会学で論述を解きました。

論述の試験勉強は一切やっておらず、多肢選択の問題集で身に付けたあやふやな知識だけで論述しました。

論述内容は的外れなことを書いていましたが、キーワードは書けていたため、合格できてます。

記述対策として、オススメは「憲法」「経済学」が対策しやすいです。

商学部の人や簿記が得意な人は「会計学」を選択するのもアリです。

2次試験 人物試験

配点:2/9
2次試験は人物試験(個人面接試験)です。

国税の二次試験では、個人面接以外に性格検査、健康診断も行います。

 

国税専門官試験の面接は個人面接1回のみ(一応、2次試験合格後に、内定が決まる最終面接がありますが、意向確認程度の軽い面接)。

公務員試験の多くは、面接時間が30以上ですが、国税専門官試験の面接は「10~15分」と短い場合が多いです。

そのため、面接が苦手という人でも国税専門官は受かりやすいです。

というのも、短い時間であれば、面接練習次第で面接下手を隠せるからです。

最終面接

配点:なし

二次試験の面接も合格した場合は、最終面接に進むことが出来ます。

最終面接で合格すれば、その場で内定を貰えます。

因みに最終面接では併願状況を書かせたり、聞かれたりしますが、必ず「国税が第1志望」であると伝えましょう。

というのも、国税専門官の試験は滑り止めとして受験する人が多いため、辞退しそうな人は落とそうとしている節があるためです。

 

最終面接は面接をする場合もありますが、「国税専門官に本当になりたいですか?」といった意向確認だけ終わるケースが多いです。

毎日学習すべき科目

数的処理

数的処理はSPI的なパズルや計算問題で、教養試験40問中16問を占めています。

数的処理は得点源なので、ここで落とすのは勿体ないです。

英語

英語は数的処理は優先順位は落ちますが、国税専門官試験で英語を選択しようと考えている人は毎日短時間でもいいので、勉強すべきです。

ネイティブレベルの人は勉強する必要はないですが、大学受験以来英語を使っていない人は、英語になれる必要があります。

年内に仕上げる科目

憲法・行政法

憲法も行政法は3問ずつの出題。

憲法は人権分野の「信教の自由」「経済的自由」が頻出テーマ。

統治機構は「国会」「内閣」「司法権」から頻出。

特に国会分野は教養試験の行政学でも密接にかかわるので、重要。

憲法は記述試験の対策もしやすいので、一石二鳥。

行政法は暗記が中心の科目です。「行政事件訴訟法」あたりがややこしいですが、よく問われます。

民法・商法

民法は6問、商法は2問の出題。

民法は分量は多いですが、ある程度は常識で解ける問題もあります。

商法は苦手だったり時間がない場合は捨ててもOKです。

会計学

会計学は8問の出題。

国税専門官の志望の人は対策しましょう。

志望度が低い人は捨ててもOKです。

→【関連記事】国税専門官の試験で会計学を捨てた場合の戦略

 

会計学を勉強する前に、簿記3級の勉強をしましょう。

できれば大学2年生までに簿記3級を取得しておくと国税専門官の試験でも有利!

面接でも好印象になります!

 

ただ、大学3年生以上の人は、簿記の資格は取ろうとせずに、簿記3級の勉強の後すぐに会計学の勉強に移行しましょう。

経済学

ミクロ経済学とマクロ経済学から4問、経済事情2問出題。

私は経済学を選択しなかったので、公務員試験の点数が安定しませんでした。

時間がある方は苦手意識があっても頑張って勉強してください。

国税専門官の経済学は難化傾向にありますが、それでも得点しやすい科目には変わりないので、対策しましょう。

年明けから勉強する科目

財政学

財政学も経済学同様、他の公務員試験でも使える潰しの利く科目です。

また、財政学の一部の分野は時事の勉強にもなります。

基本的な内容が問われやすいので、広く勉強しましょう。

経営学

経営学はいわゆる「学系科目」と言われる科目です。

後で説明する「学系科目」の政治学・社会学・社会事情よりも問題が易しく、得点しやすいので、しっかり勉強しましょう。

政治学・社会学・社会事情

政治学3問、社会学2問、社会事情1問出題。

私は「政治学・社会学・社会事情」を選択したのですが、範囲が広く安定して得点しにくいです。

そのため、選択自体をオススメしません。

代わりに、経済学・財政学・経営学の選択をオススメします。

試験直前1か月前に学習すべき科目

時事・思想

試験1か月前は「時事」「思想」を勉強しましょう。

時事については1月から2月に販売される「速攻の時事」を読めばOKです。


 「新スーパー過去問ゼミ2 人文科学」を読めばOKです。


 

以上、国税専門官の試験科目別の対策と勉強について書きました。

コメント

  1. tt より:

    国税専門官は株式投資しても大丈夫ですか?

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