
元国税専門官のベレットです。
「面接が和やかだったから受かっただろう」と思っていませんか?
実は、和やかな雰囲気ほど不合格フラグというケースが非常に多いんです。採用面接に携わった経験から、その真実を暴露します。
公務員試験の面接が終わった後、多くの受験生が「雰囲気が和やかだったから受かったかも!」と期待します。
しかし、その期待が裏切られるケースが非常に多いのが公務員面接の現実です。
この記事では、なぜ和やかな面接でも落ちるのか、その裏側のカラクリを解説します。
結論:和やかな面接でも落ちる確率は40%以上
まず結論から
面接が「和やかだった」と感じた受験生の約40〜50%が実際には不合格になっています。
逆に、「圧迫された」「厳しかった」と感じた受験生の方が合格率が高い傾向にあります。
データで見る「和やか面接」の合格率
| 面接の雰囲気 | 受験生の印象 | 実際の合格率 |
|---|---|---|
| 和やか | 「受かった!」と確信 | 50〜60% |
| やや厳しい | 「手応えなし…」 | 70〜80% |
| 圧迫気味 | 「落ちた…」と絶望 | 75〜85% |
※私が国税時代に関わった採用面接と、同期・後輩からのヒアリングをもとにした推定値
元国税が暴露「和やか=不合格フラグ」の真実
なぜ和やかな面接ほど不合格になるのか?
その理由を、元国税専門官として採用に関わった経験から暴露します。
理由①:「落とす人」ほど優しく接する
面接官の心理
公務員の面接では、「この人は落とす」と決めた受験生ほど、優しく和やかに接する傾向があります。
なぜか?
トラブルを避けるためです。
- 「この人は落とすから、変に刺激しないでおこう」
- 「不合格になった時に恨まれたくない」
- 「和やかに終わらせて、気持ちよく帰ってもらおう」
「明らかに不採用の人には、深掘りせずサラッと終わらせる。下手に厳しくして、後でクレームになっても困るから」
理由②:本気で採用したい人は「厳しく見極める」
逆に、「この人を採用したい」と思った受験生には、厳しく深掘りします。
「この人は良さそうだ。でも、本当に大丈夫か?ストレス耐性はあるか?志望度は本物か?」
このように、採用を前提に「念のため」厳しく確認するのです。
- 「なぜ民間ではなく公務員なんですか?(本気度の確認)」
- 「この自治体じゃなくてもいいんじゃないですか?(志望度の確認)」
- 「年下の上司でも大丈夫ですか?(適性の確認)」
つまり、厳しい質問が来る=期待されている証拠なのです。
【実話】和やかに終わって全員落ちた事例
ある年の採用面接で、面接官が3名、受験生が5名のグループ面接がありました。
そのうち4名は「和やかに笑顔で終了」、1名だけ「厳しい質問を連発」されました。
結果は?
和やかだった4名→全員不合格
厳しかった1名→合格
公務員面接で落ちる人の5つの致命的パターン
和やかな面接で落ちる人には、共通したパターンがあります。
パターン①:志望動機が「どこでも言える」内容
「地域の人々の役に立ちたいと思い、〇〇市を志望しました」
これ、どの自治体でも通用する内容ですよね?
面接官は「〇〇市じゃなくてもいいんじゃない?」と思います。
合格する志望動機の条件
- ①公務員でなければいけない理由
- ②その自治体でなければいけない理由
- ③自分の経験と結びつけた具体的なエピソード
パターン②:自治体研究が甘い
「〇〇市の最近の取り組みで気になるものはありますか?」
この質問に「特にありません」「一般的な施策です」と答えると、即アウトです。
- 自治体の公式サイトのトップページ
- 最新の広報誌・プレスリリース
- 自治体が抱える課題(人口減少、高齢化など)
- 特徴的な施策(○○事業など)
パターン③:「和やか」に甘えて姿勢が崩れた
面接が和やかだからといって、姿勢が崩れたり、言葉遣いがフランクになったりすると、一発アウトです。
公務員には、どんな状況でも緊張感を保つことが求められます。
- 椅子にもたれかかる
- 敬語が崩れる(「〜っすね」「〜じゃないですか」)
- 笑いすぎる
- 面接官と馴れ馴れしくする
パターン④:回答が抽象的で具体性ゼロ
ダメな回答例
面接官:「あなたの強みは何ですか?」
受験生:「コミュニケーション能力です」
これだけでは全く伝わりません。
良い回答例
面接官:「あなたの強みは何ですか?」
受験生:「コミュニケーション能力です。学生時代、ボランティア活動で高齢者と接する中で、相手の話を丁寧に聞くことの大切さを学びました。この経験を活かし、住民の方々の声に耳を傾ける公務員になりたいです」
パターン⑤:公務員適性を疑われる発言
- 「前職の上司が嫌で辞めました」(他責思考)
- 「安定しているから公務員を選びました」(志望動機が弱い)
- 「残業はしたくないです」(やる気がない)
逆に「これは受かる」と感じた3つのサイン
和やかでも落ちるケースがある一方、「これは受かっている」と感じるサインもあります。
サイン①:「第一志望ですか?」としつこく聞かれる
面接官が「うちは第一志望ですか?」「他の自治体と比べてどうですか?」と何度も聞いてくる場合、「採用したいから、辞退されないか確認している」可能性が高いです。
サイン②:深掘り質問が多い
「なぜそう思ったのですか?」「具体的には?」と深掘り質問が続く場合、あなたに興味を持っている証拠です。
サイン③:面接時間が長い
予定時間を大幅に超えて面接が続く場合、「もっと知りたい」と思われている可能性が高いです。
和やかでも絶対に気を抜くな!面接中のNG行動
和やかな雰囲気でも、以下の行動は絶対に避けましょう。
面接中の絶対NG行動
- ①姿勢が崩れる(椅子にもたれる、足を組む)
- ②敬語が崩れる(タメ口、若者言葉)
- ③面接官と議論する(反論、否定)
- ④ネガティブ発言(前職の不満、愚痴)
- ⑤嘘をつく(経歴詐称、盛りすぎ)
「落ちたかも…」不安な夜の処方箋
面接が終わった後、「和やかだったけど、逆に落ちたかも…」と不安になりますよね。
結果を待つ間にできる唯一のこと=「次の準備」
不安を解消する方法
結果が出るまでの間、「もしダメでも次がある」という選択肢を用意しておくことです。
「この試験しかない」と思い詰めると、メンタルが壊れます。
民間企業という選択肢を持っておこう
公務員試験の結果を待つ間、民間企業への就職活動も並行して進めておくのは賢い選択です。
特にIT業界はおすすめ
- 文系でも未経験OKの求人が多い
- 研修制度が充実している
- 公務員より年収が高いケースも
- リモートワークなど働き方が柔軟
「公務員がダメでもIT企業がある」という選択肢を持つだけで、精神的にかなり楽になります。
まとめ:雰囲気に惑わされず、実力で勝負
公務員試験の面接で「和やかだったから受かった」と思い込むのは危険です。
この記事のまとめ
- 和やかな面接でも落ちる確率は40〜50%
- 面接官は「落とす人ほど優しく接する」傾向がある
- 逆に、厳しい質問が来る=期待されている証拠
- 落ちる人の共通点:①抽象的な志望動機、②自治体研究不足、③姿勢の崩れ、④具体性ゼロ、⑤公務員適性なし
- 合格フラグ:①第一志望確認、②深掘り質問、③面接時間が長い
- 結果を待つ間はリスクヘッジ(民間就活)をして心の余裕を持つ
ベレットからのメッセージ
「和やかだった=合格」と思い込まないでください。
公務員面接は、雰囲気ではなく「中身」で勝負です。
志望動機の具体性、自治体研究の深さ、姿勢の良さ、これらが揃っていれば必ず合格できます。
そして、万が一のために民間企業という選択肢も持っておくことをおすすめします。
「公務員だけ」と思い詰めず、広い視野を持ちましょう。
あなたの健闘を祈っています!
以上、元国税専門官ベレットが「公務員面接で和やかでも落ちる理由」について解説しました。
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