今回は金融作家の橘玲のおすすめ小説について紹介します。
橘玲(たちばなあきら)さんは、この『マネーロンダリング』で2002年にデビュー。同年に発売した『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』はベストセラーになっています。
お金という観点から社会の裏側を知れる本が多いので、これから社会人になる人におすすめだよ。
あと、税金関係の話も多いので、国税専門官になりたい人、税金に強くなりたい人にもおすすめ。
マネーロンダリング
【本の概要】
香港在住で、もぐりのコンサルタント・工藤をある日、美しい女・麗子が訪ねる。「五億円を日本から海外に送金し、損金として処理してほしい」彼女の要求は、脱税の指南だった。
四ヶ月後、麗子は消えた。
五億ではなく五十億の金とともに。すぐに工藤は東京へ。麗子と五十億の金はどこへ? マネーを知り尽くした著者による驚天動地の金融情報小説!
「節税」や「脱税」の手法が分かりやすく解説されています。
橘玲デビュー作の金融ミステリー小説だよ。
タックスヘイブン
【本の概要】
東南アジアでもっとも成功した金融マネージャー北川が、シンガポールのホテルで転落死した。自殺か他殺か。
同時に名門スイス銀行の山之辺が失踪、1000億円が消えた。金融洗浄(マネーロンダリング)、ODA、原発輸出、仕手株集団、暗躍する政治家とヤクザ……。名門銀行が絶対に知られたくない秘密、そしてすべてを操る男の存在とは? 国際金融情報小説の傑作!
出典:Amazon.co.jp: タックスヘイヴン Tax Haven (幻冬舎文庫)
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方
【本の概要】
自由な人生を誰もが願う。国、会社、家族に依存せず生きるには経済的独立すなわち十分な資産が必要だ。1億円の資産保有を経済的独立とすれば欧米や日本では特別な才は要らず勤勉と倹約それに共稼ぎで目標に到達する。黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のこと。手に入れると大きな利益を得る。誰でもできる「人生の利益の最大化」とその方法。
出典:新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫)
この本は小説ではありませんが、豊かな人生設計を構築方法について書かれています。
お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方は旧版と新版のがあって紛らわしいですが、必ず内容が新しい新版を購入してください。この記事のリンクからは新版を購入できます
どうやって、資産形成をするかについて非常にわかりやすく書かれているよ。基本的な金融知識を身に付けたい人におすすめ。
橘玲の金融サスペンス『永遠の旅行者』
【本の概要】
元弁護士・真鍋に、見知らぬ老人麻生から手紙が届く。「二十億の資産を息子ではなく孫に相続させたい。ただし一円も納税せずに」重態の麻生は余命わずか、息子悠介は百五十億の負債で失踪中、十六歳の孫まゆは朽ちた家に引きこもり、不審人物が跋扈する。そのとき、かつてシベリア抑留者だった麻生に殺人疑惑が浮上した――。謎とスリルの上巻。
出典:Amazon
永遠の旅行者は「一定期間国外に居住し、非居住者とみなされる滞在期間の間だけ滞在し、税金を合法的に国払わない、もしくは支払う税額を最小にするライフスタイルのこと」です。英語から輸入された言葉で「パーマネントトラベラー」と言います。
実際問題、非居住者となって税金を納めないようにするのは難しいらしいですが、実際やっている人もいるようです。
個人的には「タイやフィリピンの南国に住んで、たまに日本に帰国して税金を一切払わない生活とかしてみたいな」と思いました。
永遠の旅行者の意味は「永久に旅行できるくらい旅行が好きな人」ではないよw
幸福の資本論
【本の概要】
「ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない」「金融資産」「人的資本」「社会資本」という3つの資本の意味と、その組み合わせによって生まれる8つの人生パターンを解説し、あなたが目指すべき「幸福な人生」を考えます。
橘玲の集大成ともいえる作品で、「幸せに生きるためにはどうすべきか?」について3つの資本「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」を元に解説しています。
ソロ充、リア充、プア充のどれになりたい?
以上、橘玲のおすすめ小説でした。
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