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林高生社長の経歴とエイチームの事業内容まとめ

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今回はスマホゲーム『ヴァルキリーコネクト』、引っ越し比較サイト『引っ越し侍』で有名な株式会社エイチームの林高生社長の経歴についてまとめてみました。

一代で東証一部上場企業のエイチームを創業した林高生社長ですが、最終学歴は中卒で、母親の借金を返すために会社を設立したという異色の経歴を持っています。

エイチームの事業内容

エイチームはゲームコンテンツの開発・比較サイト・ECサイトなどの運営を行う企画・開発・運営を行うIT会社です。

  • エンターテイメント(ゲームコンテンツ)
  • ライフスタイルサポート(比較サイト)
  • EC事業(ECサイト)

ゲーム等のエンターテイメントのコンテンツは「いずれ飽きられていまう」「当たり外れがある」という特徴があり、売り上げに波があるため、

流行り廃りのない「ライフスタイルサポート事業」を作ったという経緯があります。

エンターテイメント

  • ヴァルキリーコネクト(RPG)
  • DARK SUMMONER(RPG)
  • 雷神(麻雀ゲーム)
  • ダービーインパクト(競馬ゲーム)

ライフスタイルサポート

  • 引っ越し侍(引っ越し料金の一括見積サイト)
  • ハナユメ(結婚情報サイト)
  • ナビクル(中古車の買取&査定サイト)
  • ナビナビキャッシング(消費者金融サービスの比較サイト)
  • Qiita(プログラマ向けの技術情報共有サイト)
  • Lalune(女性向け生理日襲うおよび体調管理アプリ)

引っ越し侍は荷物や引っ越しを予定日を入力することで、その情報とエイチームが提携している引っ越し業者とを照合し、条件にあう会社から見積もりの提示を受けることができるサイト。

ライフスタイルサポート事業はエイチームの利益の約半分を占めている稼ぎ頭です。

エイチーム社のライフスタイルサポート事業は、いわばアフィリエイト事業である。

どういうことかと言うと、自社のWebメディアにアフィリエイト広告(成果報酬型の広告)を掲載し、Webサイトに訪れたユーザーが広告をクリックし、広告主の目的に合致する行動を行った結果、広告主からエイチーム側に成果報酬が発生するビジネスモデルだ。

個人ではブログなどでアフィリエイトビジネスを行っている人は多数いるが、それを組織的に行っている企業の代表格が、エイチームのライフスタイルサポート事業なのだ。

出典:sailing days

エイチームはアフィリエイトで稼げるジャンルと言われている「金融」「恋愛」「転職」「健康」の内、「金融」「恋愛」2つの事業でトップクラスのシェアを誇っています。

ECサイト

Cyma-サイマ-(自動車通販サイト)

エイチームの経営理念

  • みんなで幸せになれる会社
  • 今から100年続く会社

頭に「今から」と付けている理由は、「永続的に続く会社にする」というメッセージがあります。

林高生の父親は陶芸家【知識探求旺盛な子供時代】

林高生社長は幼少期父親は陶芸家で、粘土遊びをしたり、おもちゃや家電製品を分解してモノを仕組みを知ったりすることが好きだったといいます。

それ以外にもプログラミングの技術書を読んだり、子供用パソコン「びゅうた(簡単なゲームをプログラミングできるおもちゃ)」を遊び、知識を吸収していました。

何事にも知識探求心が深い子供だったようです。

最終学歴は中卒

中学卒業後、高校受験に失敗。

その後、高校には進学せず母親の経営する喫茶店の経営を手伝いながら新聞配達をしていました。

19歳の時には学祝塾の経営を始め、

林社長は自分が高校生を教えるのは難しいと考え、低学年を中心に教え、仲の良い友達にも手伝ってもらっていました。

塾の経営当初は生徒が1人しか来なかったため、林社長がアルバイトで稼いだお金を社員である友達に払っていたと言います。

しかし、継続するうちにだんだんと経営が上手くいくようになり、最終的には数十人の生徒が集まり自分があまり働かずとも仕事が回るようになりました。

林社長の塾経営時代のルーティンは以下の通り。

  • 朝:引っ越し屋・製本工場のアルバイト
  • 夕方:塾に戻る
  • 夜:プログラミングの勉強

しかし、塾の経営にだんだんと疲れ、自分に向いていないと感じ、辞めてしまいます。

林高生の会社経営のきっかけは母親の借金

林社長25歳の時にエイチームを立ち上げます。

エイチームをきっかけは当時、林社長の母親に多額の借金があったことです。

林社長は「会社勤めをして返すよりも自分で会社を創った方が早い」と感じ、エイチームを創業します。

創業時は、社員はおらず社長1人で仕事をしていました。

エイチームの社名の由来

社名の「エイチーム」の名前はアメリカのドラマ番組『特攻野郎Aチーム』に由来しています。

林社長が中学2年生の時に深夜枠で『特攻野郎Aチーム』が流行っていたそう。

『特攻野郎Aチーム』は各分野のスペシャリストが集まって困っている人を助けるという内容。

「エイチーム」には『特攻野郎Aチーム』のように、スペシャリストが集まって、物事を解決する会社にしたいという思いが込められています。

エイチーム創業当時の仕事内容

  • 企業向けの在庫管理システム
  • 請求書発行システム
  • 車のボディの塗装ロボットの3Dシュミレーター
  • 心電図をパソコンで再現する

エイチームが社員を雇うきっかけはマムシ

林社長はエイチーム創業から1ヶ月後、山でマムシに嚙まれ、入院することになりました。

しかし、当時仕事を抱えており従業員もいなかったため、入院しながらプログラムを作り病院を抜け出して納品しに行くという出来事がありました。

この時に、「自分一人でやっていくのはまずい」と感じた林社長は友達である塾の仲間と麻雀仲間の3人とソフトハウスで知り合った女性1人を雇うことにしました。

このメンバーの中でプログラミングができるのは林社長と女性の2人だけで、スペシャリストの集まりではなかったそうです。

しかし、2000年に有限会社化、2004年には株式会社化し、2006年には携帯電話ゲーム「エターナルゾーン」がヒットし、どんどん業績を伸ばし、2012年には東証一部上場を果たします。

2002年7月20日

当時、エイチームは社員10人程で、企業の下請けの仕事をメインでやっていました。

しかし、インターネット会社ということで技術の移り変わりが早く、納期の締め切りに追われる日々で社員も林高生社長自身もかなり疲弊していました。

2002年、林社長は仕事の環境もお客さんからの条件も厳しく、社員との関係も悪化していたため、会社を辞めようと思っていました。

そんな中、林社長は2002年7月20日にある一冊の本に出会います。

その本に書いてあったことは、

  • 「やりたいこと、なりたいことは紙に書いたら実現する」
  • 「やりたくないことを書くことでやりたいことが明確になる」

本に書いてある通り、実際紙に書きだしていく中で、林社長は、

「社員も会社で働きたくて、林社長も一緒に働きたいというフェアな労働環境を作りたい」「下請けをやめて自社のサービスを作る」と思いに辿り着きます。

他にも紙に書きだすことで今まで自分が感じなかったことを見出しました。

この時の「紙に書きだす」という行動が現在のエイチームの基盤になっているそうです。

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