
元国税専門官のベレットです。
「国税専門官はやめとけ」……その噂、半分は事実で、半分はポジショントークです。
実際に現場で「地獄」も「天国」も見た私が、予備校が決して語らないリアルな実態を暴露します。
【暴露】国税専門官はやめとけと言われる5つの理由
綺麗事は抜きです。現場で職員が「辞めたい」とこぼすのは、主に以下の理由からです。
- 2〜3月は人権なし(終電・土日出勤)
- 「税金泥棒!」と罵倒されるストレス
- 増差(ぞうさ)という実質的なノルマ
- 転勤族であることの弊害
- 税務以外のスキルが身につかない
1. 確定申告期の激務(サビ残の実態)
国税専門官には「繁忙期」と「閑散期」の差が極端にあります。
年明けから3月15日の確定申告期限までは、土日出勤・終電帰宅が当たり前の「地獄」です。大量の申告書処理、鳴り止まない電話、窓口に殺到する怒れる納税者……。この時期はプライベートな時間はほぼゼロになると覚悟してください。
2. 転勤のリスクと実際
国税専門官は国家公務員なので転勤があります。「マイホームを買った瞬間に飛ばされる」なんて都市伝説もありますが、実際はどうなのでしょうか?
実は、国税専門官は「国税局単位(例:東京国税局管内)」での採用なので、全国転勤はありません。関東なら関東の中で回るだけです。
3. 感謝されない「嫌われ役」のストレス
消防士や警察官は感謝されることもありますが、国税専門官は基本的に「来ないでほしい人」です。
税務調査に行けば、「帰れ!」「お前らの給料は俺たちが払ってるんだぞ!」と怒号を浴びせられるのは日常茶飯事。脱税をしている人からは嘘をつかれ、時には泣き落としにも遭います。
「人に感謝される仕事がしたい」という動機で入庁すると、100%病みます。
逆に「国税専門官ほどおいしい仕事はない」3つの理由
デメリットだけなら誰もやりません。それでも私が国税をおすすめするのは、圧倒的な「対価(リターン)」があるからです。
1. 年収が公務員最強クラス(1,000万も可能)
行政職(市役所など)よりも基本給が高い「税務職俸給表」が適用されます。
30代で600〜700万はザラで、順調に出世すれば1,000万円プレーヤーも夢ではありません。
2. 税理士試験免除という「プラチナチケット」
これが最大のメリットです。国税専門官として一定期間勤務すると、難関国家資格である「税理士」の試験が免除されます。
- 10年勤務:税法3科目が免除
- 23年勤務:会計学を含む全科目が免除(無試験で税理士になれる)
定年まで働かなくても、途中で辞めて税理士として独立したり、大手税理士法人へ高待遇で転職したりする「逃げ道」が確保されているのは、他の公務員にはない特権です。
3. 7月〜12月は「天国」のような働きやすさ
地獄の確定申告期が終われば、4月〜6月は人事異動の季節で落ち着き、7月〜12月は比較的マイペースに仕事ができます。
この時期にまとめて有給休暇を取り、長期旅行に行く職員も多いです。「1年ずっと忙しいわけではない」というのは大きな救いです。
【出口戦略】もし国税専門官を辞めたくなったら?
「やめとけ」と検索する方が一番心配なのは、「入ってから後悔して、人生詰むこと」ではないでしょうか?
安心してください。国税専門官は「潰しが効く」数少ない公務員です。
1. 税理士・会計事務所への転職
国税での実務経験(特に法人税・資産税)は、民間市場で高く評価されます。実際に私の同期も、大手税理士法人やBig4(4大監査法人)系列へ、年収アップでの転職を成功させています。
2. 税務以外(IT・民間)への道も開かれている
「自分に税務は合わない」「全く違う仕事がしたい」という場合も諦める必要はありません。
実際に、公務員からITエンジニア等へ転職して成功している人は沢山います。
もし、将来が不安で「他の選択肢」も知っておきたいなら、20代・第二新卒向けの支援サービスを見ておくのがおすすめです。
「自分には無理?」国税専門官試験の本当の難易度
「高給取りで専門職なら、試験も難しいんでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は「コスパが良い(穴場)」な試験でもあります。
- 採用人数が多いため、倍率は意外と低い
- 「会計学」などの専門科目は、戦略的に捨てても合格可能
- 学歴フィルターは一切なし(Fラン大学からの合格者多数)
国税専門官に関するよくある質問(FAQ)
SNSなどでよく聞かれる質問に、本音で回答します。
Q. 研修所の寮生活は厳しいですか?
A. 昔は厳しかったようですが、今はかなりホワイトです。むしろ、同期と寝食を共にするので「大人の修学旅行」のように楽しかったという声が多いです。恋愛に発展することも…?
Q. パワハラ上司は多いですか?
A. ゼロとは言えませんが、近年はコンプライアンスが厳しくなり激減しています。むしろ「部下に辞められると上司の評価が下がる」ため、過剰に気を使われることもあります。
Q. 副業はバレずにできますか?
A. 原則禁止です。特に税務署員は「お金の流れ」を追うプロなので、同僚の副業には敏感です。不動産投資など一部許可されるもの以外はリスクが高いです。
結論:迷っているなら「受けてから考えろ」
国税専門官は、合わなければ「税理士への切符」を持って転職できる、キャリアのリスクヘッジが効いた職業です。
「やめとけ」という声に惑わされず、まずは試験に挑戦してみてください。
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