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国税専門官の席次と各国税局の難易度について解説!合格ラインは?

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ベレット
ベレット

元国税専門官のベレットです。
「席次が何位なら大阪国税局を狙える?」「採用漏れってどのくらいいるの?」という質問をよく受けます。
今回は、現場を知る元国税が席次・国税局の難易度・採用面接の実態まで、正直に解説します。

国税専門官採用試験に最終合格しても、それだけでは内定にはなりません。

最終合格後にさらに各国税局の採用面接を経て、はじめて内定が決まる仕組みです。この二段階構造を理解していない受験生が多く、対策が後手に回るケースが見受けられます。

この記事では、席次と国税局の難易度の関係・採用面接の流れ・採用漏れの実態・囲い込み電話と即日内定の仕組みを元国税専門官の視点で解説します。志望局選びで失敗したくない方はぜひ最後まで読んでください。

国税専門官の採用までの流れをまず理解する

席次と採用の関係を理解するには、まず採用までの全体像を把握することが重要です。

国税専門官採用試験の流れ

  • 1次試験(筆記):基礎能力試験+専門試験(多肢選択式)で合否判定
  • 2次試験(人物試験):人事院面接・身体検査・専門試験(記述式)の評定
  • 最終合格発表:採用候補者名簿(5年間有効)に記載
  • 各国税局の採用面接:希望する国税局の採用面接を受ける
  • 内定(採用内定連絡):原則、当該年度の2月末までに連絡がなければ採用なし
最終合格≠内定です。最終合格者は採用予定数の約3倍に設定されているため、最終合格しても内定を得られない「採用漏れ」が約30%発生するとされています(出典:公務員のライト アンケート調査)。

席次とは何か?採用にどう影響するか

席次とは、1次試験(筆記試験)の成績に基づく受験者全体の順位のことです。

正確には、1次試験の基礎能力試験と専門試験(多肢選択式)の合計点をもとに算出されます。席次は採用候補者名簿にも反映され、採用面接の優先度に影響します。

 

席次が採用に影響する2つの場面

  • ①国税局の採用面接への呼ばれやすさ:席次が上位であるほど、希望した国税局から採用面接の連絡が来やすい傾向がある
  • ②即日内定の可能性:席次上位かつ面接評価が高い受験者は、採用面接当日に内定(即日内定)が出るケースが多い

ただし、席次だけで採用が決まるわけではありません。大阪国税局など面接重視の傾向が強い局では、席次が2000〜3000番台でも採用されたという声も多く寄せられています。

国税局の難易度ランキング

国税専門官の採用は、全国12の国税局・沖縄国税事務所ごとに行われます。採用枠の規模と志望者数のバランスによって、局ごとに「難易度(競争の厳しさ)」が異なります。

 

国税局の難易度と採用枠の目安(元国税の現場感覚をもとに作成)

局名 難易度(5段階) 採用枠(目安) ポイント
大阪国税局 ★★★★★ 200名前後 採用枠に対し志望者が多い。関西圏在住者に人気が集中
福岡国税局 ★★★★★ 採用枠が小さいわりに九州圏の志望者が集中
札幌国税局 ★★★★ 25名前後 採用枠が少なく競争率が高い
仙台国税局 ★★★★ 20名前後 東北圏在住者に人気
金沢国税局 ★★★★ 採用枠が小さい
広島国税局 ★★★★ 中国地方の志望者が集まりやすい
高松国税局 ★★★★ 四国圏の志望者が集まる
熊本国税局 ★★★★ 九州南部の志望者が集まる
沖縄国税事務所 ★★★★ 20名前後 採用枠が少ない。ただし首都圏などからの志望は少ない
関東信越国税局 ★★★ 100名前後 関東圏の第2選択肢として機能することも
名古屋国税局 ★★★ 中部圏の拠点。採用枠も比較的大きい
東京国税局 ★★ 400名前後 採用枠が最大。内定を得やすい。都内勤務は地域手当あり

※難易度・採用枠はベレット個人の現場経験と公開情報をもとにした目安であり、年度によって変動します。

採用枠の合計は年度によって変動しますが、全国合計で毎年約1,200〜1,350名が採用されています。男女比はおおよそ2:1の割合で推移しています。

なぜ大阪・福岡が難しいのか?

大阪国税局と福岡国税局が最難関とされる理由は、「採用枠が小さいわりに志望者が集中する」という構造にあります。

 

大阪・福岡が難しい3つの理由

  • ①地元志望の集中:関西・九州在住の受験生の多くが地元の局を第一希望にするため、限られた枠に志望者が集まる
  • ②採用枠の絶対数が少ない:東京国税局の約400名に対し、小規模局は数十名〜200名前後の採用にとどまる
  • ③採用面接での競争が激化:筆記試験の席次が良くても、面接で落とされるケースが一定数発生する
【追記・最新情報】大阪国税局については、近年は筆記の席次をあまり重視せず、採用面接(2次試験面接評価)を重視する傾向があるとの声が多く寄せられています。席次が2000〜3000番台でも採用されたケースが報告されており、一概に「席次が良ければ有利」とは言い切れない状況です。

なぜ東京国税局が狙い目なのか

東京国税局は全国最大の採用枠を持ち、内定を得やすい局として知られています。私自身も東京国税局を志望し、採用されました。

 

東京国税局を選ぶ3つのメリット

  • ①採用枠が最大:年度にもよりますが400名前後と、他局を大きく上回る
  • ②地域手当による給与増:都内勤務の場合、給与が約20%増しになる地域手当が支給される(東京は地域手当最高ランク)
  • ③採用漏れリスクが低い:採用枠が大きいため、席次が多少低くても採用される可能性が高い
ベレット
ベレット

私が東京国税局を選んだのは採用枠の大きさと地域手当の2つが理由です。東京に行ってみたいという個人的な気持ちもありました。結果的には良い選択だったと思っています。

席次と志望局の選び方:元国税の考え方

「自分の席次でどの局を狙うべきか」は、受験生が最も悩むポイントです。絶対的な正解はありませんが、以下の考え方が参考になります。

席次別の志望局の考え方(目安)

  • 席次500位以内:大阪・福岡など難関局を含め、希望する局に挑戦できる水準
  • 席次500〜1500位:関東信越・名古屋・東京国税局など採用枠が比較的大きい局が現実的
  • 席次1500位以降:東京国税局など最大規模の局を優先するのが安全策。地方の採用枠が少ない局はリスクが高い
注意:席次だけで志望局を決めないこと
大阪国税局のように面接重視に傾いている局では、席次の影響が小さくなっています。反対に、席次が上位でも面接評価が低いと不採用になるリスクがあります(面接評価D・E評価はアウト)。筆記と面接の両方を高水準に仕上げることが、希望局への近道です。

面接評価の仕組み:D・E評価が出たらどうなるか

人事院面接では、積極性・協調性・責任感・精神的安定性・表現力の5項目についてA〜E評価がつきます。

 

評価ランク別の採用への影響

  • A・B評価:採用面接で有利。即日内定も期待できる
  • C評価:筆記の席次次第。席次が良ければ採用される可能性が高い
  • D・E評価アウト。筆記がいくら良くても採用されない(国税はD・Eで足切り。国家一般職はD可だが国税では不可)
ベレットの友人の実例:法学部の友人は席次100位以内という高成績でしたが、面接対策をしておらず評価はC。第一希望の大阪国税局は不採用でした。その後、東京国税局から電話があり最終的に採用を得ることができました。成績が良ければ一度落ちても別の国税局で採用されるケースは少なくありません。

採用面接の実態:囲い込み電話と即日内定

最終合格後に行われる各国税局の採用面接には、多くの受験生が知らない独自の仕組みがあります。

囲い込み電話とは

囲い込み電話とは、最終合格後に国税局側から受験者に直接連絡を入れ、採用面接への参加を促す行為です。

優秀な人材を確保するために国税局が積極的に動くもので、囲い込み電話がきた場合は採用される可能性が高いとされています。ただし、電話の内容が「日程確認のみ」の場合は必ずしも内定を意味しないため、注意が必要です。

即日内定とは

即日内定とは、採用面接を受けたその日に内々定の連絡をもらえることです。席次が上位で、かつ人事院面接の評価が高い受験者が対象になりやすい傾向があります。

内定連絡のタイミング

  • 即日内定:採用面接当日に内々定が出る(主に席次上位・面接A〜B評価の受験者)
  • 数日〜1週間以内:多くの採用者はこのパターン
  • 2月末まで:最終期限。2月末までに連絡がなければその年度の採用はなし

採用漏れになった場合はどうなる?

最終合格者は採用候補者名簿に5年間有効で記載されます。当年度に採用されなかった場合でも、翌年度以降に名簿から採用される可能性があります。

採用漏れが発生する割合は約30%と報告されています(アンケート調査ベース)。ただし、国税専門官は他の公務員試験の受験生から敬遠されやすい職種でもあるため、内定辞退者が一定数出ます。内定辞退が出た分だけ、名簿からの繰り上げ採用が発生することもあります。

令和7年度から変わった採用の重要ポイント

令和7年度から試験制度が変更され、人物試験(面接)の配点比率が22.2%→30%に引き上げられました。

この変更により、席次(筆記の順位)だけで採用を有利に進めることはさらに難しくなりました。面接対策は筆記対策と同等以上に重要であることを認識してください。

国税専門官に落ちた・採用漏れになった場合

最悪のケースも想定しておく必要があります。採用漏れや不合格になった場合の選択肢は以下のとおりです。

採用されなかった場合の選択肢

  • ①名簿に残り翌年度の採用を待つ:採用候補者名簿は5年間有効。翌年度以降に繰り上げ採用される可能性がある
  • ②翌年度に再受験する:年齢要件を満たしている限り再受験が可能
  • ③他の公務員試験へ切り替える:国家一般職・地方公務員など、試験日程の異なる職種を並行して受験していた場合はそちらに進む
  • ④民間企業に切り替える:公務員試験の勉強で身につけた論理的思考・文書作成能力は民間でも評価される

公務員に落ちたとしても、それが自分の進むべき道ではなかったというケースも実際には多くあります。ベレット自身、国税専門官を退職したあとの人生の方が充実していると感じています。

面接対策に強い予備校を選ぶことが合格の近道

令和7年度から面接の配点が30%に引き上げられた今、模擬面接を繰り返せる環境を持つかどうかが合否を大きく左右します。

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よくある質問

Q. 席次は何位以内なら大阪国税局を狙えますか?

絶対的な基準はありませんが、目安として500位以内であれば挑戦できる水準とされています。ただし、大阪国税局は近年面接重視の傾向が強く、席次が低くても採用されたケースも報告されています。面接評価を高めることが優先です。

Q. 最終合格したのに採用漏れになることはありますか?

あります。国税専門官の最終合格者は採用予定数の約3倍に設定されており、採用漏れは約30%発生するとされています。採用候補者名簿は5年間有効のため、翌年度以降の採用を待つことも可能です。

Q. 囲い込み電話がきたら採用確定ですか?

確定ではありませんが、採用される可能性が高いとされています。囲い込み電話の内容が採用面接の日程確認のみの場合は、まだ内定を意味しません。採用面接でしっかりアピールすることが引き続き重要です。

Q. 人事院面接と採用面接は別物ですか?

別の面接ですが、無関係ではありません。人事院面接には国税専門官も面接官として加わっており、人事院面接の評価(表定評)は採用面接でも共有されます。人事院面接の結果が採用面接に大きく影響するため、両方の対策が必要です。

Q. 採用面接では何を聞かれますか?

採用面接は「採用面談」に近い雰囲気で行われることが多く、人事院面接の内容の確認・併願状況・志望動機の再確認が主な内容です。形式は面接官2名・受験者1名の個別面接が多く、「採用を前提に検討している」という姿勢で進むケースが多い局もあります。

まとめ

 

この記事のまとめ

  • 最終合格≠内定。採用候補者名簿への記載後、各国税局の採用面接を経て内定が決まる
  • 採用漏れは約30%。採用候補者名簿は5年間有効で翌年度以降の採用も可能
  • 最難関は大阪国税局・福岡国税局(採用枠に対し志望者が集中)
  • 最も内定を得やすいのは東京国税局(採用枠最大・地域手当で給与約20%増)
  • 大阪国税局は近年面接重視に傾いており、席次が低くても採用されるケースがある
  • 面接評価D・E評価はアウト。筆記の席次がいかに良くても採用されない
  • 令和7年度から面接の配点が30%に引き上げ。面接対策を早期から並行させることが必須
  • 囲い込み電話があれば採用の可能性が高い。即日内定は席次上位・面接高評価の受験者が対象になりやすい

3年累計469名の内定実績・全体内定率75%という数字は公式に公表されています。模擬面接を無制限で受けられる環境で、筆記と面接の両方を仕上げてください。

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ベレット
ベレット

席次が良ければ有利なのは事実ですが、面接を疎かにすると本当に痛い目を見ます。私の友人がまさにそうでした。筆記と面接、両方を仕上げてください。あなたの健闘を祈っています。

以上、元国税専門官ベレットが「国税専門官の席次と各国税局の難易度」について解説しました。

コメント

  1. 無残 より:

    東京が採用されやすいは嘘。2020年度以降は高席次や面接Bでも採用漏れしてる。Cを拾っていたのは過去の話。

  2. ウー先生 より:

    2020~はコロナ禍で公務員人気が出たからでは